
5日の日曜日に劇団コダカラとして初稽古をした。
写真はエチュード(即興)をやる大久保希美子さんと泉朱里さん。
劇団に新しく加入した藤井さんに「場所だけ決めてください」と頼んだら、いきなり「海の中、水中」という難題を突き付け、二人は明らかに困惑。
5分間、即興でひとつのシーンを作る。
僕(西村)は、こういう稽古をほとんどしたことがない。日常的訓練、と言えばいいのか。
稽古といえば公演のための稽古。いや、これだって本番のための稽古なんだけど、本番用の台本があって一カ月くらいでぎゅっとやる稽古。エチュードなんか数回やったくらいじゃないか。
だから、とりあえずエチュード感が否めない。
何が正解で、何が不正解なのか。
僕も昔やらされた。やらされて、これが何の役に立つのかと内心思っていた。それを今度は人にやらせている。
調べましたよ、何のためにエチュードをやるのか。
一番しっくりきたのがこのブログ。タイトルは『正しい、エチュードのやり方』。(勝手に紹介してしまっていいのかな…)
https://ameblo.jp/yukinori03/entry-10788984510.html
《相手のセリフをどれだけ聞いて、関係性を具現化できるか》とのこと。
そうか、そうなのか。確かに即興の場合、相手の言動を聞いていないと話が前に進まない。
演技で一番マズイのは、相手を無視して自分のことに一生懸命になってしまうことだと思う。エチュードは、それを避けるため、または矯正するための訓練。
なのか?
だとしたら、是非ともやるべきだが…。

水中の藤井さん。
いや、水中と無茶ぶりした藤井さん。なぜか演出家みたいに見守る。
僕も勉強です。劇団員のレベルを少しずつでも上げていかなければならない。
その他、シアターゲーム、インプロゲームとやってみた。
どれもYouTubeなどで調べて、僕なりに実践的だと思ったものを。
自分でも考案した。
複数人を背中向きに立たせて、特定の人を呼ぶ。使える言葉は「ねえ」「ちょっと」だけ。自分のことを呼ばれたと思った人が挙手。
セリフを相手にかける意識付けにはいいんじゃないかと思った。
YouTubeを見ていたら、ある団体がすでにやっていたが。
あと、これも同じような狙いで考えたのが、3人以上が背中向きで座り、特定の人になんでもいいから質問する。自分だと思った人が答える。
これは全くうまくいかなかった。驚くべきことに、一回も誰も成功しなかった。声が反響してしまうせいかも。
最後に台本の読み合わせ。
30分くらいの短編を、課題の戯曲として用意した。稽古時間が足りない。時間配分を考え直そう。
次は19日。だっけかな?第三日曜日に。
